アート・デザインと人権 表現を考える 【セクシュアリティ編】
- Admin
- 2017年11月13日
- 読了時間: 3分

●「ホモネタ」はびこるメディア
2017年9月28日、フジテレビがバラエティ番組の30周年記念番組に28年前のキャラ「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」を出し、「ホモ」をネタに共演者と話す場面を放送しました。
これに関しては様々な議論や立場があります。ドラァグクイーンのミッツ・マングローブ氏の記事のような、「当事者だけど別に気になりませんでした」という意見によって「え?じゃあ別にこれ誰も傷ついてなくね?被害者不在じゃね??」と騒がれる、など。
本文から一部を引用。
「どうしていいかわからないから」、そして「何が起こっているかわからないから」、28年前同様にただ笑い続けているという人も同じくらいたくさんいるという印象を自分は受けました。それだけならまだしも、今なお保毛尾田ネタで笑っている(そして今後も何も考えずに笑い続けたい)自分を正当化するために差別的な詭弁を弄し始める人が少なくないことが、問題をさらに厄介なものにしていると思います。
「どうしていいかわからないから」笑い続ける、という構造はムサビにも根強く残っていますよね。
しかし、その差別の構造を支持し存続させているのは、それを企画して中心でパフォーマンスしている人たちだけではないはずです。面白がって客として某企画に参加した学生、OB、問題視しつつも黙っている学生、教員、全員です。
この記事の著者であるみやきち氏の指摘は鋭く、今回で上がった詭弁に対するツッコミもかなり冴えています。なんで「ホモネタ」がダメなのか、「あんなの別に大したことない」と思っている人こそよんでもらいたい記事です。
トランスジェンダーの杉山文野氏は自身のnoteの中でこう綴っています。
Comments