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ヘル・マンス、12月を生き抜こう!


MAU Stonewallです。

もう2017年も終わりですね。早い早い。

私は個人的に12月はヘル・マンスだと感じています。

なぜか。

それは地雷イベントが多いから。

●地雷イベントその1:クリスマス●

12月といえばクリスマス。

日本では一般的にクリスマスは

①異性の恋人と

②イチャイチャして

③ルミネーションを見る

イベントであるという認識をされています。

いや、いいんですよ。イルミネーション見て、恋人とイチャついて。

でも、「それ以外は負け組!ブハハ!!」みたいなのって誰も幸せにしません。

恋人がいることが幸せではもちろんないし、恋人が欲しくない、恋愛したいと思わない人だってもちろんいます。

恋人がいたとしても、人目が気になってしまって、イルミネーション見てイチャイチャすることができない人たちもいます。クリスマス広告に出てこない、手をつなぐことさえできないカップルも世の中にはうじゃうじゃいるのです。

異性愛者は社会にそれが当たり前とされているからという理由で、人前でいちゃついたり指輪をはめたりなんなりしてもそれが「自然」であって、露出症とみなされることはないけど、同性愛者の場合はそうはいかない場合が多い。いちゃついたりするとえ?なんでわざわざ外でやんだよ…という視線を向けられる危険がある、とルイ=ジョルジュ・タンさんも言ってた通り、異性愛者は外でいちゃつく特権を持っている。テレビであからさまにダイヤモンドリングの広告が流れる。残念ながら、というべきか、男女。イルミネーション見てイチャイチャできない私たちの姿は、そんな広告の中にあるはずもなく…、そんなこんなでちょっと寂しい気持ちになる。

しかも、異性愛者であろうと同性愛者だろうと無性愛者だろうと、一人でいるだけで「クリぼっちかわいそwww」と後ろ指を指される時期が毎年毎年やってくるのなら「クリぼっちは寂しいことなんだ!!!」と脳みそにしっかり刻み込まれてしまうのは必然。毎年カレンダーをチェックして「回避せねば!」とスケジュール立てるのなんて寂しすぎません?好きな人と過ごすのが目的なのに、恋人という名前の人間が手元にいないと負け組なんて考えにとらわれるのしんどい!

●地雷イベントその2:忘年会●

仲間内でやるものはまあいい。バイト先やインターン先、ゼミ、サークルなど、そこまで仲がいいわけでもない集団でやる忘年会はヘル化しがちです。お酒が入っているのをいいことに体に触ってきたりする不届き者や、セクハラ発言、プライベートに土足で踏み込む質問や嘔吐物などが飛び交うなんてことも珍しくありません。

特に嫌なのがこれ。

「彼氏(彼女)いないの?」

言ってる側としては、プライベートな質問をして仲良くなろう、という意図があるのかもしれません。が、同性の恋人がいる人たち、同性と恋をしたい人たち、特にそれを隠している人たちにとっては気を使う場になってしまう場合が多いです。私は「友達もいないので恋人はまだまだ無理そうです!」と明るく振舞っていましたがかなり虚しい。

いる、と答えたら答えたで、ノリに任せて「写メみせろ」とか、下品な質問を浴びせてくる人もいます。いないと答えたら答えたで「紹介してやる」とか。うるせー!

恋愛をしない人にとっても、異性愛者も同性愛者も、みんな大迷惑しています。

●地雷イベントその3:大晦日●

家族が集まる大晦日や正月。おめでたい雰囲気だけど地雷もあるのです。

忘年会に引き続き、「彼氏(彼女)いないの?」ラッシュ。誰が結婚しただのって話を振られる場合も。私は祖父に「変な勉強ばっかしてないで早く結婚しろ、それが女の幸せなんだから」と言われてすっ転げてしまいました。ほっといて!

というわけで、このヘル・マンスを生き抜くためにMAU Stonewallでクリスマス映画会を開催することにしました。

映画「タンジェリン」(2016)

日程:12月25日

時間:未定

場所:未定

いろんなことが決まったらまたブログなりツイッターなどで告知します。よろしくお願いします。頑張ってヘル・マンス、共に生き抜こう。

About Us

武蔵野美術大学内でもやっと活動しているグループです。月一の映画会と週一のランチ会、ワークショップ、展示など。

​全人類歓迎。

のんびりと。

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