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ネットで観れるレズビアンドラマ、"Unfortunately Ashly"が最高な件

年末ですね!年末年始を家族で過ごすことも多いのではないでしょうか。

そんな中、「結婚しないのか?」とか「彼女/彼氏はいないのか?」とか、親戚に質問ぜめにされてヘトヘトになるなんてこともありますね。

実際私はお盆で祖父に「変な勉強してないで早く結婚しろ」(美大でやっていることは「変なこと」のようです)「生きてるうちに豪華な結婚式が見たかった」(ウェディングドレス二人は豪華でしょうね…)と言われまくって本気で死にたくなってしまいました。

頑張ってそういう親族と戦おうとすると結構辛くなってしまうのでうまく「鼓膜くんのスイッチを切る」ことが大事だと思います。

もちろん言い返したり、差別発言をスルーしないっていう姿勢はたいせつですよ。でも、年末年始にそれやるのは正直疲れる。やってらんない。自分の幸せのためにも、「鼓膜くんのスイッチを切る」ことを、年末年始くらいはしていいのでは。

「鼓膜くんのスイッチを切る」ことの一つの例として、Youtubeで見れるドラマを紹介します。

Unfortunatly Ashly Season1/ BuzzFeed Violet

あらすじ:

アシュリー(Ashly)の16歳のいとこ、イジー(Izzy)が家を飛び出してアシュリーの家にやってきた。現代っ子のイジーはアプリでピザをオーダーしたり、紙の新聞を見て笑ったり、好きな男の子にスナップチャットでしか話しかけられなかったり、アシュリーとのジェネレーションギャップは浮き彫り。しかし少しずつ互いに歩み寄り、絆を深めていく。

一話5分から8分程度で、英語字幕があるのでわかりやすい。英語がわからなくても笑えるところはいっぱいあります!

●さりげなく隣人の女性に片思い

アシュリーは隣人のエイブリー(Avery)に片思いしています。話しかけられると露骨にドギマギするところも可愛い!

でもそれについて「いいですかみなさん!アシュリーは女性ですが、女性のエイブリーに恋をしています…つまりレズビアンなのです!!」(そして異性愛のトラウマや同性愛に「目覚める」カットが挿入される)みたいな演出は一切ありません。

当たり前に恋に落ちて当たり前にデートに行き、イジーもその恋を応援します。

もうそれだけでも、「当たり前にエンタメに男女以外の組み合わせのカップルが登場」しない砂漠の中でさまよっている人間にしてみればもう、涙が出そうですよ!

製作者側が「そうですけど、だから何?」ってスタンスでバンバン出していくのってかっこいいし、その姿勢に見ている側もエンパワーされる。

●笑えるフェミニズム

ライフガードの研修の日、イジーは3日早く生理がきてしまい「魔女め!」とアシュリーを責めます。アシュリーもアシュリーで生理でクッションを汚してしまったばかり。

アシュリーは月経カップ「プリンセス・ボウル」をイジーに手渡し、「これなら水中でも大丈夫」と説明します。

「プリンセス・ボウル」の使い方をレクチャーするビデオを開くとなぜかおっさんが、

「生理になるのが好き、なんてひと、いないよね」と語りかけてきます。

イジーが欠かさず「なんでおっさんが生理のことについて教えてくれんの?」と突っ込むと、画面の中のおっさんは、「君もきっとこう思っていることだろう、『このおっさんが生理について何を知ってんの?』って……俺は2回、女性と離婚している!だから生理について少し知ってるんだ、特にタンポンのトキシックショック症候群については!」

生理の話は人前ですべきでないという社会規範があるので、正しい知識を得ることが難しい場合もあります。生理について大きな声で話せるとしても、「生理の日だって、女の子だもん、おしゃれしたい!⭐️」みたいキラキラしたノリのみです。

「プロムのドレスに血がついちゃって、水玉模様になっちゃった」といった感じで生理を笑える話として扱いつつも、生理痛や、タンポンがトキシックショック症候群を起こしかねないということ、運動するのが辛いことなどをキラキラさせずにリアルに表現したところはやはりすごいと思いました。

●シーズン2も出てます!

クリスマスシーズンの話がシーズン2として出てます!2017年12月18日現在は英語字幕が存在しないのですが、今後書き起こしが字幕として使えるようになると思います。

シーズン2はアシュリーとエイブリーの恋模様にフォーカスされたエピソードが多くて、毎回毎回、キュンキュン……目が離せない展開!

NetflixもHuluもAmazon Prime Videoも契約してなくても、ユーチューブで十分楽しめます。年末年始生き残ろう!

About Us

武蔵野美術大学内でもやっと活動しているグループです。月一の映画会と週一のランチ会、ワークショップ、展示など。

​全人類歓迎。

のんびりと。

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